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2010年05月 アーカイブ

電車でGO・・・風変わりなイギリスの列車とイタリアの列車

それぞれユニークな各国の列車だが、とりわけイギリスとイタリアの車両には、群を抜いた風変わりな特徴を数多く見い出すことができる。

イギリスの国鉄車両が正面と側面とを分けて塗装していることなど、最も典型的な例だろう。
側面は、田園地帯や都市の中でも目立たない地味な配色になっている。

正面には、ホームにさしかかる際や踏切を前にして、どんな時にも目立つような警戒色が使われている。
このように、よそには普及しなかった発想が鉄道発祥国には息づいている。

電車でGO・・・風変わりなイギリスの列車とイタリアの列車2

乗降ドアの開き方も、独特なセンスがあってならではのことだ。
ドアは当然手動である。しかも外に開く。

しかし、これでは走行中に開いたりすると危険なので、車内には開閉のレバーがない。
では、どのようにして駅で下車するのか。

ドアの窓を上から引き下げて開き、窓の外に腕を出して外側面にあるレバーをひねってドアを開く。
イギリス人たちはこのような面倒なことを、当たり前のように行っている。

雨の日も風の日も、腕を外気にさらしてドアを開かなければならない。
ここまでしてドアを開くのだから、ぼんやりと走行中に誤って開いてしまうことはありえない。
ドアを開く人が否応なしに安全確認できる状況を導く結果となっている。

何でも自動化してしまう日本からすれば、一見不便のようにも思えがちだが、当事者の身体を直接介入させることで目的を確実に果たそうとするセンスは、実に合理的ではないか。

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